リスティング広告の業界において大きなニュースとなっているエンハンストキャンペーンですが、大きな変更ということもあり、「実際にどうなるの?」という事をよく聞かれます。

Googleが公式に発表している資料とその他国内・海外の記事なども参考に現時点で判明している事実をまとめてみたいと思います。

ちなみにGoogleの公式資料はGoogle AdWordsビジュアルナビにアップされています。

Google AdWordsビジュアルナビ→資料ダウンロード

  • エンハンストキャンペーンとは何?(資料8ページ)

一般的な言葉で説明すると「ユーザーの意向や置かれた状況に応じて、より的確な広告をタイミングを捉えて表示」するキャンペーンの事です。

 

  • それって今までのキャンペーンでも出来るんじゃないの?

そうなんです。今までのキャンペーンでもやろうと思えば出来るんですけど、管理する手間が大幅に削減されています。(10ページ参照)

例えば…

  • 都道府県別に入札単価を調整したい
    • 今までは → 47個のキャンペーンを作成
    • これからは → 1個のキャンペーンで調整が可能
  • 異なる時間帯で入札単価とサイトリンクを変更する場合
    • 今までは → 時間帯とサイトリンクの組み合わせ数に応じてキャンペーンを複数作成
    • これからは →  1個のキャンペーンで調整が可能
  • 同じキーワードをPCとスマホで入札単価を分けたい
    • 今までは → スマホ用の入札単価を設定するためにPCと同じキャンペーンを作成
    • これからは →  1個のキャンペーンで調整が可能
  • でも、いいことばかりなの?
ただ、エンハンストキャンペーンに限ったことでは無いと思いますが全てのユーザーにとって最高の仕組みかというとそうでないともいえます。(万能のシステムは無いと思いますが)記事執筆時点での情報なので、今後ユーザーの声によっては変更される可能性はあると思います。(広告のローテーションが良い例です)
  • タブレット別の入札単価調整が出来なくなる。
  • スマホだけに配信が出来なくなる。
  • スマホへの入札単価設定がキャンペーン単位でしか行えない
  • デバイスレベルでのコントロールが出来ない
細かな調整が出来なくなっています。
  • 今後の対策

冒頭に紹介した資料の51〜54ページに書いてあるポイントは押さえておく必要があると思います。

  • どのキャンペーンを残して使っていくかの選定。
  • コンバージョンデータを増やす(AdWordsのコンバージョントラッキングを使用する)
  • 地域性を考慮する
  • モバイル戦略の策定

紹介した資料は非常に重要な情報源だと思います。
当記事だけでなく資料も熟読していただくことをオススメいたします。

Google AdWordsビジュアルナビ→資料ダウンロード

一番大事なのは焦らずに対応することです。まだ完全移行までは時間はありますし、今後さらに機能が良くなる・改善される可能性だってあります。

「検索した人に必要な情報を届ける」という本質はAdWordsの機能がどうなろうと変わらないので、そこがブレないように対応を進めて行くのが最善なのかなと思います。

決して機能に人が振り回されることが無いようにしたいものですね。私自身、今回の変更はポジティブに捉えているので、今後のGoogleの展開は非常に楽しみではあります。

最後に非常に共感した記事を紹介したいと思います。
エンハンストキャンペーンを否定することはAdWords運用者としての退化につながります

記事内でも触れられていますが、拡張CPC・コンバージョンオプティマイザーはどんな機能なのか。仕組みなのか。知っておいたほうがいい機能だと思います。

細かな調整が出来なくなるからこそ、うまく活用していく必要があるかと思います。